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  3. 第1回「女たちのWワーク事情」

長引く不況により、お給料がなかなか上がらない時代。思うようにキャリアアップできない女性社員にとっては、かなり困難な状況となっているのは間違いありません。

そんな影響からか、収入アップのために副業を考える女性もここ数年で急激に増加しており、ある調査によれば正社員として勤務する22~39歳の女性の35.1%が、なんらかの副業経験を持つとの結果が出ています。

しかしこれまた不況の影響からか、「コンビニ」「飲食店」「アフィリエイト」「ネットオークションへの出品」「インターネット上での販売業」などといった定番とされていた副業の場も急激に減少しているのも事実。副業をしたいと考え、意欲のある女性がたくさんいたとしても、活躍できる場が少なければどうしようもありません。

そこで注目を集めているのが、風俗のお仕事。自分のペースにあわせて自由出勤が可能で、なおかつ短時間で効率よく稼げる出張型風俗、すなわちデリヘルの世界に副業の場を求める女性が増えていると言います。

「はじめはキャバクラで、とも考えたのですが…。」と言うのは、副業として渋谷のデリヘルに勤務するAさん(25歳)。昼間はアパレル業界に身をおいて、某有名百貨店の中にあるショップにてマネージャー業務を担当しているそうです。

「でも、キャバクラだと衣装やヘアメイクも自払だっていうし、昼間もメール営業とかしなくちゃいけないらしいので…断念しました。」

会社の夏のボーナスの支給がゼロになった時点で意を決し、デリヘルの仕事を始めたというAさん。
「最初は勇気が要りましたけど、今はすっかり慣れましたね。昼も夜も働くのは体力的に厳しいな、と感じるときもありますが、やはりお金に余裕があると…頑張れちゃいますよね。」

以前のようなお金の悩みがなくなったことで、心に余裕が出来て、本業で抱えていたストレスからも開放されたそうです。

「本業ではお給料の悩みがほとんど。それが解消できれば、やりがいのある仕事ですので…。お陰様で、今は毎日が充実しています!」と彼女は笑います。

アメリカなどの欧米諸国においては、このような「Wワーク」は大変ポピュラーな事と聞きます。自分の「やりたい仕事」と「稼ぐための仕事」を割り切って考え、その両方をバランスよくこなしている人が多いのです。

「小さなエステサロンを開業したのですが、なかなか軌道に乗らなくって…副業としてデリの仕事をはじめました。」と言うBさん(27歳)。
大手のエステチェーンで5年間勤務した後に、念願かなって昨年の10月に独立。ところが、この不況の影響により見込んでいた集客も難しくなっているのだとか。そこで、オープン時の借金や維持費をまかなうために、週に4回、深夜勤務で頑張っているのだと言います。

「せっかく自分の夢が叶ったのだから、簡単にお店を手放したくはないんです!」
自らが希望する時間帯での自由出勤が可能なデリヘルの仕事なら、本業との両立が可能だと考え、働き始めたそうです。

「多くの人との密接なふれあいができるこの仕事は、ある意味で自分のビジネスに役立ちます。お客様の中には経営者の男性もいらっしゃるので、経営上の相談やヒントなんかもいただけますし、人との触れ合いが少ないコンビニやネットショップで副業するよりも、私にとっては数倍もメリットがあると思います。」

自分のエステサロンが軌道に乗るまでは、Wワークで頑張る決意を固めたBさん。自分を後押ししてくれるのは、何よりも自分自身の「夢」なのだと言います。

会社の倒産やリストラなどが多発する困難な時代。今こそ会社や組織に頼ることなく、自分の力で生活をするという、本当の意味での「自立」を図るべき時なのかもしれません。

風俗業界に特化した編プロ「Adult Information Office」代表。
業界に精通し、数多くの風俗求人誌やサイト、男性向けの風俗情報サイトなどにコラムや取材記事を寄稿中。嬢への取材には定評あり。