趣味:映画鑑賞
業界歴:10年
出勤:11:00~4:00 不定休
-この企画は、現在デリヘル店で活躍されている女性に、この業界で働くまでの経緯や現在のライフスタイルをインタビューする企画です。
今回お話を伺うのは、鶯谷にある「キャッツアイ・Cat's eye」に在籍をしている、谷 まりこさんです。どうぞ宜しくお願いします。
分かりました。何から話せば良いのかな。(笑)
-まず、この業界に入ったきっかけを教えて下さい。
きっかけは、水商売をしていた時に出来た借金だね。(笑)
元々水商売で仕事をする前は、デパートの紳士服売り場のオーダーメイド担当をしていたの。
それが名古屋に転勤になって、仕事に慣れてきてからはお酒好きだったから毎晩のように飲み歩いていたのね。(笑)
それで、そんなに飲むのが好きならいっそスナックでアルバイトをしちゃおうと思ったわけ。
-お酒も飲めるしお金も貰えるから、お酒好きにはぴったりの仕事ですね。(笑)
そうなの。それが夜の商売の始まりだったの。
それで実際に働いてみたら、夜の仕事の方がデパートで働くよりも楽しくなっちゃって。(笑)
元々性格からして派手だったから、楽しくお酒が飲めて、デパートに比べたら意外と気楽に働けたのが魅力だったのね。
それに、お客商売だから、服装も毎日変えるじゃない?
スナックだからドレスでなく普通の服装だけど、いつの間にか毎日オシャレをするのが楽しくなったの。(笑)
将来的にはアパレル関係でお店を持つことが夢だったから、
それならデパートを辞めて水商売一本にしてお金を貯めようと思って働き始たの。
結構売れっ子だったのよ。(笑)お給料も良かったからありとあらゆる娯楽をしたし。
だけど、どうもお店の規律に納得がいかなくなっちゃって…。
-どんな規律だったのですか?
例えばお客さんが2人で来て、その内の1人(Bさん)が、A子さんの指名で、もう1人(Cさん)は初めてお店に来るとするじゃない?
私がCさんにヘルプで付いて、気に入ってもらえて同伴するようになったら、普通Cさんは私の指名になるのに、そうはならないの。
A子さんのお客さんが連れてきた人だから、ずっとA子さんの指名になるのよ。それにどうも納得がいかなくて。
-頑張って指名してもらっても意味がないですよね。
そうなの。
それでそのお店は辞めて、違う所でチーママとして働き始めたんだけど、
ママがお客さんを呼べない時にはチーママの私がお客さんを呼ばないとマネージャーに色々と言われてしまう所だったの。
私のお客さんもお金がなくて来られない時には、「とにかく未収でもいいから呼んで」みたいになって、借金が出来ちゃったわけ。
それで仕方なくソープへ…。借金が出来なかったらソープで働こうなんて思わなかったわよ。風俗自体知らないウブだったから。(笑)
-それなら初めてソープでお仕事をした時は緊張もあったのでは?
ありましたよ!始める前に1ヶ月悩んで、仕事を始めてからも1週間は震えていた。
いつの間にかこの世界に染まっちゃったけどね。(笑)とにかく「早く返さないと!」って必死だったから。
-借金はどの位あったのですか?
全部で300万円位あったかな。
でも1年しないうちに全部返しましたよ。
初めは岐阜にある金津園で働いて、その後は滋賀にある雄琴に居たんだけど、40歳位の時に父が倒れて、東京に戻ってくることになったの。
その時、父と母、長男とそのお嫁さんの4人が一緒に住んでいたんだけど、嫁姑問題とか色々と家の中がごちゃごちゃしていて。
それで、実家に帰って来るように言われたんです。
-お母さんとしては、家庭内で色々ある中お父さんも倒れてしまって、心細かったのかもしれませんね。
そうですね。
それで、仕事をどうするか考えた時に、父親の入院費を稼がなくちゃいけなかったし、
この状況でアパレル関係の仕事をするよりは、もう少し風俗で頑張りたいと思って、吉原のソープで働き始めたの。
-入院費を全て払っていたんですか?
兄もいたけど、ギャンブルが好きで、家にはある程度しかお金を入れなかったから、
食事や家のローン、入院費は全て私が支払って、家のことも全部やっていました。
-お金の面から生活のことまで全てを支えていたんですね。
そうですね。
それでしばらくは、吉原のソープで働いたけど、歳も40歳を越えているし、
体力的にソープの仕事はもう限界かな…なんて考えていた時に、
たまたまソープ時代一緒に働いていた子から、「ホテトル」を教えてもらったの。
実家が葛西だったから初めは錦糸町のホテトルで働き始めました。
-ソープの仕事はそんなに大変なんですか?
しんどいわよ。(笑)
マットプレイといって、お風呂場にマットをひいて石鹸を泡立ててその泡を使ってプレイをするの。
身体を使って洗うだけじゃなくて舌を使うからすごく口が疲れるし、お客さんに体重をかけちゃいけないから、
上半身は常に腕立伏せみたいな感じなの。だからこんなに腕に筋肉がついちゃったのよ。(笑)
しかもローションで滑るから大変なのよ!
-そんなに体力を使うなら、ホテトルに入ったら仕事が楽に感じられたんじゃないですか?
そうね。体力的にすごく楽になった。それで、50歳になって、錦糸町は若い人が多いし、鶯谷に移ったの。
-それでこのお店に来たのですか?
いや、初めはお店を転々としていましたよ。
1日とか1週間で辞めた所もあったし。お店の雰囲気が合わなくてね。
一番嫌だったのは、変な決まり事や納得いかない規律があるのが嫌でした。
-例えばどんなことですか?
熟女は必ずスリップじゃないと駄目!とかね。
しかも高級品じゃないと駄目だからそれを買うだけで3万円位するの。
何の為に仕事に行ってるんだろうって思っちゃうでしょ。しばらく勤めて、
お金に余裕が出た時に揃えるとかなら分かるけど、入っていきなりだったからね。その点今のお店は自由ですよ。
-ところでご結婚はされているんですか?
今はしていないです。
19歳の時に一度結婚をして、旦那とは死に別れなんです。
その時に妊娠7ヶ月だったんだけど流産しちゃって、
卵巣を取っちゃったから子供は出来ないのね。
-そうだったんですか。波乱万丈ですね。
そうね。(笑)
そういうこともあって、商売に生きようと決心して、デパートに勤めたの。
その時に名古屋に転勤して、そこで知り合った人がいたんだけど、その人、愛人の子供で籍を入れるのに色々と問題があって…。
でも13年間ずっと一緒に暮らしていましたよ。
-その男性とは別れてしまったんですか?
親が倒れて東京に戻るから別れたんだけど、未だに付き合いはあるのよ。
それこそ男女の関係はないけど、1ヶ月に1回は「元気にしている?」「結婚した?(笑)」とかお互いに連絡をしています。
-何か良い関係ですね。寄りは戻さないのですか?
もうそういう感じではないかな。(笑)向こうもお母さんが倒れたりして大変そうだしね。
-これから好きな人を作ったりはしないのですか?
ないない!全然そんな気はない!
基本的に面倒臭がりだし、B型でマイペースだから。(笑)
どちらかって言ったら気楽に1人で自由気ままに居たいかな。その13年間一緒にいた人に言われたのが、
「お前って本当に訳が分からない女だな。1人で勝手にどっかに行っちゃうし。」と言われたの。若い時は確かにそうだったよね。
今は大分落ち着いたから、基本的には、仕事をしているのが一番好きかな。
-これから先、したいことはありますか?
将来的には衣装制作の会社を設立したいかな。
昔からの夢だし、ブティックだと一生は働けないけど、衣装制作ならずっとやっていける仕事だからね。
-実現すると良いですね。衣装制作の会社設立に向けて頑張って下さい。今日は色々なお話を聞かせてくれてありがとうございました。
