趣味:映画鑑賞
業界歴:3年
出勤:16日/月 14:00~20:00
月収:ひみつ
――この企画は、現在デリヘル店で活躍されている女性に、この業界で働くまでの経緯や現在のライフスタイルをインタビューする企画です。
今回お話を伺うのは、鶯谷にある「生♥果汁」に在籍をしている、和久井さんです。どうぞ宜しくお願いします。
宜しくお願いします。
――このお仕事を始めたきっかけは何でしたか?
一番の理由は興味があったからです。(笑)
専門学校を卒業してから美容師になって、その時は副業で水商売をしていました。それから、ソープで働いて、最後に辿り着いたのがデリヘルでした。
――どうして副業をされようと思ったのですか?美容師だけでもハードですよね?拘束時間も長いし…。
学生の頃からアルバイトをずっとしていたので、自分の中では「副業」というより、「アルバイト」の感覚だったんです。元々働くことが好きで、だから、「本業の他にもう1つ仕事が増えた」位に思っていました。
あとは、お金はあって困らないものだし、稼げる時に沢山稼いでおこうと思ったんです。
――なるほど。和久井さんの中では、お仕事を2つしていること自体特別なことでは無かったのですね。でも昼間は美容師の仕事をして、夜は水商売の仕事だと、寝る時間なんて無いのでは?
ありませんでした。でも、あの頃は若くて勢いもあったから大丈夫だったんですよね。(笑)
でもさすがにそんな生活を2~3年続けていたら体力的にきつくなってしまって…。もともと風俗の世界には、どんなことをするんだろう?とか、どんな人がいるんだろう?とか興味があったので、美容院がお休みの日にソープでお仕事を始めたんです。
――初めて風俗で働いた時はどうでしたか?緊張されましたか?
興味があったから始めたことですけど、やっぱり緊張はしました。「お客さんが怖い人だったらどうしよう。」とか。でも初めてのお客さんがすごく優しい人だったのでそんな緊張も初日で吹っ飛びました。水商売の時よりも稼げるようになったので、浪費がすごくなりましたけど。(笑)
月に200~300万は稼いでいたので、買い物に行ったら買うものを悩む事なんてありませんでした。金額は気にしないし、色違いで迷ったら両方買って、当時はリッチでした。(笑)
――セレブですね!うらやましいです。水商売、ソープ、と副業で働いてその次はどんな副業をされたのですか?
その後は、結婚をして仕事を辞めていたのですが、旦那と離婚しようと決めてからは、お金も必要になるだろうと思い、デリヘルで働き始めました。
――離婚の原因はなんだったのですか?
性格の不一致というか…不満が溜まっていたんですね。徐々に駄目になってしまいました。
今まで付き合ってきた人とはみんな同棲をして、ある程度「生活」が分かっていたのですが、元旦那だけは、同棲せずに結婚をしたので、色々な不満が溜まっていたんです。一緒に生活をしないと分からない部分って沢山あるじゃないですか?結婚してから、「こういうところ細かいなぁ」とか、「なんでそんなところにこだわるんだろう?」とか。色々価値観の違いが見えてきて、離婚する大分前から彼のことが嫌いになっていました。最終的には歩いている姿を見るのさえも嫌になっていたくらい。(笑)
――存在自体が嫌いということですか。よっぽどですね。(笑)
元旦那さんとはどうして結婚をする前に同棲しなかったのですか?
同棲する前に結婚の話が出てしまって、流れでそうなってしまったんです。
元旦那は友人の兄で、昔からお互いに知り合いだったのですが、私の友人にうまくいくように頼んでいたみたい。「彼、すごく合っているよ」とか「彼なら絶対幸せにしてくれるよ」とか、周りから固められて、私もその時は今みたいに嫌いじゃなかったので、付き合ったんです。
気付いたら、次は結婚という風にとんとん拍子に話が進んでしまいました。
――仲の良い友人に言われると、「そうなのかな?」とか思ってしまいますよね。嫌いじゃなかったら断る理由もないですし。
そうなんです。だから結婚する時も、彼が好きだから結婚したというよりは、お金を持っている人で安定した生活が送れるし、悪い人ではないから良いかな、位の気持ちで結婚を決めてしまったんです。
でもやっぱり駄目ですね。いくらお金を持っていても、気持ちが無いから冷めていく一方で、結婚生活に楽しかった思い出は全くありません。
――性格の不一致とは具体的にどんなことがあったのですか?
本当に些細なことばかりですが、例えばご飯を食べる時に、全て半分にするんです。外食に行って、別々のものを頼んでも、食べる前に半分ずつにされるんですよ。人によっては2種類食べたいと思うかもしれないけれど、私はそういうのがすごく嫌で。食事の時間が苦痛で仕方ありませんでした。
――それが許せない和久井さんにとっては辛いですね。
はい。あと決め手になったのは、家庭の事情ですね。
――家庭の事情というのはどんなことですか?
私の両親と祖母が入院をしているんです。
祖母は大分前から入院していて、父は去年ガンで入院、母は3年前に脳関係の病気で入院しました。普通だったら3人も入院していて、費用も掛かるから、別れないで一緒にいた方が良いと思いますよね?でも私は、この人に頼るくらいなら自分で稼いだ方がマシだと思ってしまったんです。
それで、そこまで嫌いな人とこの先ずっと一緒にいる意味があるのかな…と思ったんです。
――そこまできてしまったら、結婚している意味がありませんものね。
旦那さんは、和久井さんが離婚したいと言った時、納得してくれましたか?
はい。嫌いに思っていると相手にもその雰囲気が伝わるじゃないですか?だから彼も引きとめませんでした。私の実家が近くにあったので、少しずつ実家で過ごす時間を多くして距離を置くようにしていたら、気持ちがないのも分かってくれたみたいです。子供もいなかったし、私の態度もそんなだったので、途中からよそに女性を作ったみたい。最後は全く揉めずに別れられました。
――今現在和久井さんがデリヘルでお仕事をされているのは、離婚や家族の事情があってのことだったのですね。
そうですね。初めは別れた時のことを考えて貯金しようと思い働き始めたのですが、今は妹と2人で看病をしているので、その為にも働いています。
そう思うと私にとっては離婚した今がターニングポイントなのかな、とも思います。(笑)
――なるほど。
では、ターニングポイントを向かえて、これから先和久井さんがしたいことを教えてもらえますか?
今は入院費を稼ぐことが1番なので、いつになるかは分からないけれど、いずれは普通の会社員になって、OLさんのような仕事がしたいです。
それからご縁があれば、今度はちゃんと好きになった人と結婚したいかな。(笑)
――色々大変だと思いますが、頑張って下さい!今日は色々なお話をして下さり、ありがとうございました。
