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マリーゴールド ちはるさん
ちはるさんマリーゴールド
趣味:パチンコ
業界歴:2年
出勤:20日/月 12:00~20:00
月収:65万円

マリーゴールド ちはるさん

――この企画は、現在デリヘル店で活躍されている女性に、この業界で働くまでの経緯や現在のライフスタイルをインタビューする企画です。今回お話を伺うのは、日暮里にある「マリーゴールド」に在籍をしている、ちはるさんです。どうぞ宜しくお願いします。

はい、宜しくお願いします。どんなことを聞かれるのかドキドキしますね。

――まずは、ちはるさんがこの業界に入ったきっかけを教えてもらえますか?

一言で言えばお金です。33歳の時に離婚をして、しばらくは百貨店やスーパーの配送業者で力仕事をしていたのですが、朝から晩まで仕事をしても、あまり収入が良くなくて。2年間位『ワンコイン生活』を続けていたのですが、とてもじゃないけど生活が出来ないし、将来の不安もあったので、風俗業界に入ることにしました。

――『ワンコイン生活』ですか?

はい。1日に500円しか使わないんです。もちろん外食なんて出来ませんし、1日働いて疲れて帰ってきてから自炊をするような生活を送っていました。

――よく2年間も耐えられましたね。そもそも、何が原因で離婚をされたのですか?

何がどう嫌とかではなかったのですが、この人と一緒に居ても楽しくないと感じてしまったのが始まりでした。26歳で結婚をして7年位経った時に、「この人と私の価値観は全然違うのかも。」と思い、そこからはどんどん違和感ばかりが見えてきてしまいました。

――例えばどんなことですか?

根本的な性格が違ったんです。旦那は、ぬるま湯に浸からせてくれるような「安定を求めるタイプ」で、反対に私は「刺激を求めるタイプ」なんです。『動物占い』ってありますよね?私は『コアラ』なんですが、『究極の快楽主義者』らしいです。(笑)物事の判断基準が楽しいのかそうでないかで決めるらしく、世間からすれば、穏やかで理想的な旦那さんだし、悪いところなんて1つも無かったけれど、私には、一緒にいることが苦痛で仕方なかったです。暴力も借金もないし、価値観が合わないくらいは我慢をすれば良いのかもしれないけれど、そう思いながら一緒にいることが、何だか申し訳なくて。『小ズルさ』を持っている自分が許せないというか、旦那が良い人だっただけにそういう気持ちを持ってはいけないと思いました。だから、世の中の夫婦は、よくずっと一緒にいられるなと思います。信頼や子供との繋がりなど、何かがあるから一緒にいられるのだろうけど、私には無理でした。

――ちはるさんは自分に対してとても正直なんですね。離婚をしたいと伝えた時の旦那さんの様子はいかがでしたか?

初めは戸惑っていました。でも最終的には「おまえがそうしたいなら仕方がない。」と受け入れてくれました。幸いというか、子供もまだいなかったのですんなりと了承してくれました。

――『離婚』という選択肢の前に、子供を作ろうとか環境を変えようということはしなかったのですか?

もともと、子供もそんなに好きではなかったので無理でした。自分の子供は可愛いと言うけれど、もし可愛く思えなかったらどうしようという気持ちの方が強くて。一度産んでしまったら、誰かが育てる訳でもないし、その責任が取れないなら産んでは駄目だと思ったんです。

マリーゴールド ちはるさん

――38歳にして風俗業界で働き始めたちはるさん。初めての風俗はピンサロとのことですが、今まで全く風俗経験が無い中、抵抗や緊張はありませんでしたか?

全くありませんでした。お客様にも、「38歳で風俗デビューをするなんて思い切ったね!」と良く言われたのですが、実は風俗業界で働き始める前に1年半程『愛人バンク』の受付をしていたんです。

――『愛人バンク』?それは一体どんな所ですか?

援助交際のお店バージョンといった所ですが、愛人を持ちたい男性に、女子大生を紹介するんです。お客様は、医者や弁護士といったお金を持っている人達で、女子大生も有名大学の女の子が多かったです。毎日、素人で若い子が好きな人達ばかりを見てきたので、この業界自体に抵抗というのは全く持ちませんでした。いざ自分がピンサロで働き始めた時も、免疫が出来ていたのか緊張さえもしませんでしたよ。

――ピンサロではどの位働いたのですか?

半年間位働いていました。そこで、技や風俗業界のノウハウを修行したんです。(笑)ピンサロを辞めて1日だけイメクラで働いたこともありますよ。

――1日だけですか?

そう、たったの1日だけです。(笑)イメクラって若い子がメインのお店ですよね?その当時はまだイメクラがどういうものかも分からなかったので、私くらいの年齢でも平気だと思っていたのです。募集欄にも年齢制限は書いていなかったので面接をしましたが、いざ入店をしてみたら、みんな20代で若いんですよ!私1人ポツンとして完璧に浮いてしまって。(笑)

――騙された!という気分になってしまいますね。(笑)

それだけなら、まだ頑張って働こうと思っていたのですが、お客様も強烈な方ばかりで。(笑)

――強烈って、どんなお客様が来たのですか?

要求がとにかく過激なんです!プレイ内容というよりもマニアックな部分が強いのですが、
電車に乗って痴漢ごっこをされて、体操服を着て前のめりになって、最後はM字開脚をさせられて…。みたいな。ブルマなんて何十年ぶりに穿いたんだろう?(笑)若い子ならコスプレ感覚で楽しめると思いますが、40歳過ぎの女が、体操服を着て痴漢ごっこだなんて、冷静に考えたら恥ずかしくなってしまいますよね。しかも仕事が終わった後に、社長に呼び出されてセクハラまでされたんです!

――え!!セクハラですか??どんなことをされたんですか?

お尻や胸を触られました。お客様も沢山つけてくれたから稼ぎやすい環境ではあったのですが、エロ社長に毎日タダでお尻を触られるのも…ね?お客様はきちんとお金を払っているのに。(笑)そんな感じで、たったの1日で「ごめんなさい」をしてきました。(笑)でもこのお店のお蔭で、ものすごく勉強になりましたよ。今は多少の要望では驚かないです。ある意味、このお店のお蔭でデリヘル業界へ進もうと思ったし、私の中で『革命』を起してくれたのかもしれないです。(笑)

マリーゴールド ちはるさん

――ここのお店は勤め始めてどの位経つのですか?

2年前の10月から働いているので丸2年が過ぎました。

――働いてみていかがですか?

働きやすいです。この仕事は自分のペースで働ける、『自由業』のような部分があるし、しかも普通の自由業よりもはるかに稼げますから。私のように、40歳を過ぎて何のスキルも無かったら、出来る仕事や給料も限られてしまいますよね。それを考えると、「こんなに貰ってしまってご馳走様!」といった感じです。(笑)

――ちなみに現在のお給料はどの位ですか?

月に20日間、1日12:00~20:00まで仕事をして65万円位です。朝が弱いので、この時間帯に働けてしかもお給料が良いなんて、ズボラな私でも出来る有りがたい仕事だと思っています。(笑)

――これから先はどのようにしていきたいですか?

ゆくゆくは田舎に戻りたいです。元々生まれは大阪で、年老いた母親が1人で暮らしているので少し心配なんです。父親は去年亡くなり、死に目に会えなかったので、母親はきちんと送り出してあげたいと思っています。親孝行が出来たら、また東京に戻り、第3の自分の人生を楽しもうかと思っています。そのためにも今はしっかりとお金を貯めないといけないので、毎日頑張りますよ!

――今後の人生や目標がはっきりと決まっていて、それに向かって頑張っているんですね。
今日は、色々なお話をして下さってありがとうございました。